ほび太のFX学習ブログ

ほび太が、FXを始めて1年以内のトレーダーに教えるFX講義

為替

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FXを始めたいけど、まずは基盤を固めてから始めたい。そもそもFXって何?。興味があっても始めるのに勇気がいる。っと思っている方は、このブログを見てくれると幸いです。ほび太なりの表現で、分かりやすく何記事かに分けてFXに必要な知識を配信していきます。

では、早速FXの事に触れていきたい所ですが、まずは数記事に渡り、FXの基礎の部分をお伝えしていきます。その後は、ほび太のファンダメンタルズ分析の考え方や、テクニカル分析の紹介なんかもしていきたいと思うので、是非見て下さい。

それでは、始めていきます。

はじめに

9年目を迎えるFXトレーダーほび太が、難しい単語を使わず、分かりやすくFXの知識をアウトプットしていく学習ブログ。FXに必要な知識だけを伝えるので、是非、今後のFXで活かして欲しいと思います。

FXとは?

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FXとはForeign eXchange=外国為替という意味で、この外国為替を使いお金を稼ぐツールをFXとして認識されています。

FXを理解する上で、最低限必要な知識は3つ!

1.為替、

2.為替レート、

3.為替レートを使った計算、

とりあえずは、この3種類を覚えていけば、さらなる知識が広がると思うので解説していきますね。

為替

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為替とは、お金を自力で移送する事なく輸出入する事です。広く使われている手段で金融機関がありますが、その金融機関が代わりにお金を運んで相手に渡す方法を為替と言います。為替は、国内為替と外国為替の2通りがあります。

(国内為替)

国内為替とは、銀行や信用金庫、農協などの金融機関により、国内で相手に輸出入する方法を国内為替という。

(外国為替)

外国為替とは、外国間で銀行を挟み、お金を輸出入する事を外国為替と言います。

FXでは、外国為替を使い投資をしていくので、ここからは、外国為替について、例を出しながら解説します。

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日本にいるAさんが、アメリカのBさんにお金を渡す時に、銀行を通じ円をドルに変え、お金を送金します。この時、外国為替は為替レートと言う現在の通貨(お金)の価値を表したものをベースにお金を輸出入する為、Aさんが100円をドルに変えて送金しても、Bの手元に来るのは、100円=1ドルとは限りません。

為替レート

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為替レートとは、国同士の通貨の価値を、通貨価格で表した掲示板を為替レートと呼びます。ニュースなんかでもよく見かけますよね。これを為替レートと呼ぶよ!通貨の価値は、国同士の景気によって、為替レートに表示されてる通貨の価格が変動します。価値の高い通貨は、価値が下がり、価値のない通貨は、価値が上がります。一見、価格が上がった方が良いじゃん!と思うかもしれませんが、為替を活用する場面によってメリットやデメリットが存在するので、詳しくは、ここより下の記事で紹介している計算で見比べて下さい。

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この見方は、国旗が上になっているアメリカの通貨1ドルに対して、国旗が下になっている日本の通貨(円)は、135円ですよって意味です。

では、先程の例を使い実際に計算してみます。

Aさんの100円をアメリカに送金した場合

100円÷(1ドル=135円)=0.74ドルになります。

計算としては、送金額を為替レートに表示されている数値で割るとドルになります。

計算してみた結果、100円送金したら1ドル送金されている感覚でいましたが、実際は0.74ドルしか送金されていません。このように、外国間でのお金を受け渡しする場合は、銀行を使い、為替レートに表示されている数値を金額に反映させ上で送金される仕組みを為替と言います。その他、為替レートはさまざまな国の通貨価値が表示されているので、webで為替レートと検索すると見れますよ。

為替レートを使って計算

では実際に、上記の為替レート1ドル=135円を使い計算していきましょう。

アメリカのお菓子10ドル分を日本に輸出。その場合、日本での販売価格は?

お菓子10ドル×(1ドル=135円)=1350円

※ドルを円にしたい場合は、円で掛け算。

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日本での販売価格は1350円になります。

逆に、日本のお菓子1000円分をアメリカに輸出。その場合、アメリカでの販売価格は?

お菓子1000÷(1ドル=135円)=7.4ドル

※円をドルにしたい場合は、円で割る

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アメリカでの販売価格は7.4ドルとなります。

さぁ、為替レートを反映させた計算や、輸出入した時のアメリカと日本の金額も、為替レートを反映させる事で、違いが出る事も分かってきましたね。

では、為替レートの数値(価値)が変動した場合のメリットとデメリットを、次の見出しで解説します。

為替の用途

為替が活用される主な用途は、次の3つ

1 貿易

2 旅行

3 投資

一般的に、この3つの用途に使われると思うので、今から紹介していきます。

貿易

第2次世界対戦で敗戦した日本は、物を作って外国に売る資源や設備がない為、日本国を発展させる為には、アメリカの協力が必要となります。

日本は、アメリカの資源を売って欲しい所ですが、ドルの価値と円の価値が定っていない為、成立する事ができません。そこで、アメリカとの交渉で決定したのが1ドル=360円。

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アメリカの通貨1ドルに対し、日本の通貨は360円の価値がありますよって意味です。このように、国同士の通貨価値を決める事で、貿易が成り立ち、また貿易がスムーズに行えるようにしたのが為替(為替レート)です。

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その後、変動相場制という為替レートの数値が変動する政策が実施され、アメリカに対する円の価値は、どんどん小さい数値になっていき、現在の1ドル=138円となりました。

では、ここでいきなりですが問題です。

日本の100万円の車を、アメリカに輸出した場合、どちらが儲かる?

因みに、1ドル=100円の時、アメリカで売られていた車の値段10000ドルです。こちらを基準に考えていきましょう。

1ドル=80円の場合

1000000円の車÷(1ドル=80円)=12500ドル

(アメリカで売られているので、ドルに変換)

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1ドル=100円の時より、車の値段が2500ドル高くなる。

1ドル=120円の場合

1000000の車÷(1ドル=120円)=8333ドル

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1ドル=100円の時より、車の値段が1667ドル安くなる。

1ドル=100円の時の車の値段より、1ドル=120円の時に買った方が安いので、車がどんどん売れます。

従って日本が輸出する時は、1ドル120円の時の方が儲かる事になります。

では、もう一問考えていきましょう。

アメリカの1000ドルの時計を、日本に輸入した場合、アメリカが儲かるのはどっち?

因みに、1ドル=100円の時、日本で売られていた時計の値段は10万円です。こちらを基準に考えていきましょう。

1ドル=80円の場合

1000ドルの時計×(1ドル=80円)=80000円

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1ドル=100円の時より、20000円安くなる。

1ドル=120円の場合

1000ドルの時計×(1ドル=120円)=120000円

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1ドル=100円の時より、20000円多くは払う事になる。

つまり1ドル=80円の方が、1ドル=100円の時よりも安く買える為、時計が売れやすくなります。

従って、アメリカが日本に輸入した場合、1ドル=80円の時に日本に輸入した方が、アメリカは儲かる事になります。

旅行

海外に旅行に行く時にも為替が使われます。特に、為替レート次第で旅費は影響を受けやすいです。では、その旅費がどこまで影響を受けやすいのかを、計算しながら確認していきましょう。

10万円を持ってアメリカに旅行する時、どちらが得?

因みに、1ドル100円の時にアメリカに言った場合は1000ドルの交換となりまさし。こちらを基準に考えていきましょう。

1ドル=80円

旅費100000÷(1ドル=80円)=1250ドル

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1ドル=100円の時よりも、250ドル増えた事になります。

1ドル=120円

旅費100000÷(1ドル=120円)=833ドル

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1ドル=100円の時よりも、167ドル少なくなる事になる。

従って、1ドル=120円の時よりも、1ドル=80円の時に旅行に行った方が、旅費が増える事になります。

投資

為替を使って投資をする方法は、大まかに外貨預金とFXの2種類の投資方法があります。

(外貨預金)

外貨預金は、円が安い時に、自分が持っている円でドルを買い、円が高くなったら、持っているドルを売って円に交換する投資方法があります。計算して覚えていきましょう。

Aさんが1ドル=80円の時に、100円でドル(1ドル=80円)を買います。式は、

100円÷(1ドル=80円)=1.25ドル

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1ドル=120円になった時に、Aさんは、1.25ドルを売り、円にします。式は、

1.25ドル×(1ドル=120円)=150円

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円でドルを買い、そのドルを売って円に戻しただけで50円も多く返ってきました。

(FX)

FXには、先程の外貨預金の投資方法に加え、もう一つの投資方法を追加されたものがFXです。

その投資方法とは、 FX会社にドルを返す事を条件に、ドルを借りた状態で投資を開始。そこから、円が高い時に、ドルで円を買い、円が安くなったら、円を売ってドルに戻します。最後にドルをFX会社に返して円に戻す。

かなり分かりづらいと思うので、実際に計算してみた方がはやいかもしれないですね。

Aさんは、FX会社にドルを返す事を条件に、1ドルを借りる。

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1ドル=120円の時に、ドルで円を買う。

式は

1ドル×(1ドル=120円)=120円

1ドル=80円になったら、円を売ってドルに戻す。

式は、

120円÷(1ドル=80円)=1.5ドル

このやり方で、0.5ドル多く返ってきました。最後にドルをFX会社に返した時に、どんな形で儲け分が返って来るかは不明ですが、とにかく0.5ドル儲けた事には変わらないですよね。

少しややこしいので、自分で為替レートを適当に決めて、自由に計算してみて下さい。

どうでしたか?少しは理解できたでしょうか?外貨預金の場合は、一通りの投資方法しかないのに比べ、二通りの投資方法があるのがFXの最大特徴です。少し分かりづらいですが、実際にFXをやってみれば理解できると思いますよ。また、この記事では紹介はしませんが、FXには、もう一つの投資方法があります。そちらについては別の記事で紹介します。

まとめ

第一回目の学習ブログは、為替って何?という疑問について解説してみましたが、どうでしたか?

FXは外国為替を使った投資方法であり、その外国為替とは、外国間で銀行を通じてお金を輸送する事です。ただし、為替レートを用いてお金を輸送する為、送金した場合、実際に送金した金額とは違います。その為替レートは、貿易・旅行・投資などの面で、どのようなメリット・デメリットがあるのかを、計算を用いて解説してみました。FXには計算は使いませんが、為替を知る上では必要な事です。

次回は、為替が変動する理由について解説していきます。

では、ありがとうございました。