相場の方向転換の判断、すごく難しくないですか?そんな方は、エリオット波動1波を意識して見ていけば、今よりは判断しやすくなるかと思うので、是非、本記事を参考にして見て下さい。
それでは、早速解説していきます。
はじめに
トレードを始めて10年以上が経ったほび太は、ようやく自分のトレードスタイルを確立する事が出来ました。それが、初心者の頃に教わった押し目買い・戻り売りです。どんなインジケーターや複雑なテクニカル分析よりも、この押し目買い・戻り売り戦略を理解すれば誰でも勝てると断言します。その前に、レジサポを理解してから押し目買い・戻り売りをマスターしていきましょう。
エリオット波動とは?
エリオット波動については、ネット上で、記事が沢山あるので、知ってるよ!って言う人が多いかと思いますが、ほび太なりに簡単に説明していきます。
エリオット波動とは、大きな上昇トレンド、又は大きな下降トレンドを1波〜5波で構成されたチャートになります。
ゴチャゴチャいっても難しいだけので、実際にチャートを見ながら解説します。
上昇した時のエリオット波動1波〜5波
こんな感じです。世界中のトレーダーは、こう言った形を意識してエントリータイミングを測っています。
下落した時のエリオット波動1波〜5波
こんな感じです。
所で、トレンドラインと○で囲ってある部分は何?と思われている方がいると思いますので、そちらも解説していきます。
ダウ理論
エリオット波動は、ダウ理論が基になっているので、1波〜5波の波が構成された時は、3段階の上昇・下落があると思っていて下さい。それを、アップトレンドライン・ダウントレンドラインで表してみました。
押し目買い・戻り売り
○の部分は戻り売りが発生している箇所で、○の部分は押し目買いが発生している部分です。
エリオット波動の形は、トレーダーが上記のような形にしていくためにエントリーしている訳ではなく、押し目買い・戻り売りを狙った後の結果が、このような形になっているだけです。
なので、エリオット波動は、基本となる押し目買い・戻り売りを理解していないとエリオット波動も理解できていない事になります。
押し目買い・戻り売りについては、下記の記事で詳しく解説しています。良かったらみて下さい。
ポイント
1波が到達した部分と、直近の高値・安値には、必ずレジスタンスラインを引いて下さい。今後、トレンドが発生した時の重要なラインになります。図を見ていただけたらわかると思いますが、1波のラインが分岐点にはなっていますよね。今後、意識していきましょう。
初心者トレーダーはもちろんですが、中級トレーダーは、ややこしいトレードをしていませんか?ほび太も、ややこしい手法を繰り返し後、この本を何度も見返して、基本となる押し目買い・戻り売りをマスターして利益を出しています。
基本の思考が利益を生むので、是非、基本に立ち返り、下記の本を読んでみて下さい。
エリオット波動1波
ようやく、本記事の1波について解説ができます。
まず、エリオット波動1波とは、直近の高値・安値を抜き、方向転換の有無の判断材料に使用するための波動です。ただ、正直1波だけで方向転換の有無を判断するのは危険。また、1波は、時に直近の高値・安値を抜けない場合があるので、1波と断定するのも難しい波動です。
したがって、1波だと思った場合は、方向転換したかな?ぐらいの軽い気持ちで見ていき、その後のエントリータイミングを考える準備期間としてみていきましょう。
それでは、チャートを使って解説していきます。
上昇1波の図1
直近の高値のラインを上抜け、その後は下落。
つまり、何が言いたいかと言うと、レジスタンスラインを上抜くほどのロングエントリーしているトレーダーが増えたと言う事です。
1波が直近の高値を上抜けた時点で、上方向に転換した可能性があり、それどころか、図を見ていただいたら分かると思いますが、レジスタンスラインから押し目買いにもなりそうな場面にもなっています。まぁ、結果的には下落してしまいましたが。
以上の事から、最終的には、ポイントでもお伝えしたように、1波のレジスタンスラインがサポートラインに代わり、○の部分で押し目買いを作り上昇しています。
上昇1波の図2
今度は、直近の高値のレジスタンスラインを上抜く事ができず、下落した後に再度上昇をつけ、その後は押し目買いが発生し、上昇が加速しているチャートです。
このような場合は、方向転換していないという判断になるため、1波と断定するのは難しいですね。
必ず、直近の高値であるレジスタンスラインを上抜けてから方向転換したと判断して下さい。
上抜けした所にレジスタンスラインを引きましたが、○の部分で押し目買いが発生していますよね。常に、ラインを抜けた場合、押し目買い・戻り売りを意識してトレードしていきましょう。
下落1波の図3
このチャートも、直近の安値であるサポートラインを下抜けるとこなく、1波が発生していて、その後は、サポートラインを下抜け、戻り売りとなり下落しています。
このような場合も、1波と断定できない為、方向転換したと判断するのは難しいでしょう。
ただ、基本は押し目買い・戻り売りです。意識されているラインを抜けた場合、常に押し目買い・戻り売りを意識して、どんどんエントリーしていきましょう。
下落1波の図4
このチャートでは、直近の安値のレジスタンスラインにはタッチしていますが、完全には抜け切れてない場面です。もちろん、方向転換と判断するのは厳しいでしょう。
その後は下抜け、○の部分である戻り売りで、しっかり下落しています。
何度も言いますが、直近の高値・安値のラインと、1波でつけたラインは、その後のトレンドで重要となるラインになるので、そのラインを使いトレードするのもありですね。
まとめ
1波は、方向転換の判断材料であって、エントリーする場面ではありませんが、1波でつけたラインは、今後の相場で重要な役割になるので、1波だからと言って軽く見ないように。また、1波と判断した場合、その後のエントリータイミングの準備期間となるので、すごく重要な波動です。
ただ、やはり基本は押し目買い・戻り売りです。そちらも意識してトレードしていきましょう。
では、ありがとうございました。
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