この記事では、エリオット波動2波について解説していきます。
エリオット波動1波は、手を出さずに方向感をザックリ決めいく準備期間とお話をしました。その間、チャートは次の工程のエリオット波動2波の波形を描いていきますが、大抵のトレーダーは、このエリオット波動2波でエントリーします。一体なぜ?
今日は、そんなエリオット波動2波について、ほび太なりに解説していきます。
はじめに
トレードを始めて10年以上が経ったほび太は、ようやく自分のトレードスタイルを確立する事が出来ました。それが、初心者の頃に教わった押し目買い・戻り売りです。どんなインジケーターや複雑なテクニカル分析よりも、この押し目買い・戻り売り戦略を理解すれば誰でも勝てると断言します。その前に、レジサポを理解してから押し目買い・戻り売りをマスターしていきましょう。
エリオット波動2波とは?
エリオット波動2波とは、1波の上昇・下落に対して、調整する動き…簡単に言うと、1波とは逆方向にいく波形をエリオット波動2波といいます。
- 勢いある1波の上昇に対して、少し勢いが良すぎたから調整で下げるね!
- 3波の上昇の為に、勢いつけるから一旦下げるね!
こんな感じで思っていてくれたらOKです。
ちなみに、2波の状態が長い程、3波の勢いが強烈な為、多くのトレーダーは、エリオット波動2波でエントリーします。
でも、なんで?2波でエントリーするの?という声もあるかと思いますので、そちらについて解説していきます。
N波動
2波の代表的な形で、N波動という波形があります。
こんな感じです。でも、これだけだとエントリーする根拠にはなりませんよね。そこで、多くのトレーダーは、フェボナッチを使い、N波動になりそうな所でエントリーしていきます。
こんな感じで、フェボナッチを引いていくと、0.5・0.618でストップして、その後は上昇していきます。N波動によく見られる傾向ですね。
特に、フェボナッチの0.618は、綺麗なN波動が描ける為、おそらく、多くのトレーダーは、0.618を基準に、綺麗なN波動を描く為、下落するのを待っているかもしれませんね。待てないトレーダーは、先走りして0.5でエントリーしてしまうかもしれません。
ヘッドアンドショルダー
ヘッドアンドショルダーは、直近の高値・安値よりも前の高値・安値のラインでエントリーする手法です。
ヘッドアンドショルダーの特徴は、直近の高値より前の高値のレジスタンスラインが、2波のストップラインとして使われます。
言ってしまうと、戻り売りですね。
そして、先程のN波動で使ったフェボナッチを引くと!
ピッタリ0.618ですよね!この形が出来上がる前には、レジスタンスが明確になっているので、0.618まで上昇してきたら売れる!と、準備ができますよね!
このような状態になると、かなりの確率で下落していきます。
こちらは、逆ヘッドアンドショルダーです。こちらも同じように、直近の安値より前の安値のサポートラインが、2波の下落位置になっています。要は、押し目買いです。
これを、先程と同じように、フェボナッチを引くと!
今回は、0.786付近まで下落してしまっていますが、実体は0.618でストップしています。
正直、上記のようなキレイなヘッドアンドショルダーはありませんが、大事なのは、直近の高値・安値よりも前の高値・安値のラインに対し、長めのヒゲをつけてストップしているローソク足を見つけられるかです。要は、押し目買い・戻り売りが発生するかです。
押し目買い・戻り売りが分かりづらい方は、こちらの記事を参考に!
レンジ相場
レンジ相場と言っても、1波の高値・安値にラインを引き、2波の高値・安値にラインを引く簡単な手法です。あとは、どちらに抜けるかを待つだけです。その後、抜けた時に、押し目買い・戻り売りでエントリーする手法です。
正直、この手法が一番安全です。
赤い円の部分は、押し目買いが発生した場所。
青い○の部分は、戻り売りが発生している場所です。1回目の戻り売りは失敗してますね。
ポイントは、高値・安値に引かないで、高値・安値に一番近いキリの良い場所に引く事がポイントです。ただ、高値・安値のラインで、キレイに止まる時もあるので、一概には言えないかもです。
徐々にラインを修正していきましょう。
初心者トレーダーはもちろんですが、中級トレーダーは、ややこしいトレードをしていませんか?ほび太も、ややこしい手法を繰り返し後、この本を何度も見返して、基本となる押し目買い・戻り売りをマスターして利益を出しています。
基本の思考が利益を生むので、是非、基本に立ち返り、下記の本を読んでみて下さい。
エリオット波動2波のエントリーポイント
最後に、チャートを見ながら、エントリーポイントを紹介します。
チャート1
このチャートでは、チャネルライン手法(レンジ手法)とフェボナッチを活用してみました。フェボナッチは0.618でストップ。そして、チャネルラインは、はじめの安値と高値に引いています。
これで見ると、下落する根拠が成立。あとは、高値でショートエントリーして待つか、青い○の部分の戻り売りになるまで待つかになります。
チャート2
このチャートでは、逆ヘッドアンドショルダーです。ヘッドアンドショルダーの基本は、前回の高値・安値より前の高値・安値にラインを引いて、2波の下落位置を明確にする!でしたよね。つまり、このチャートでいけば、103.5円のサポートラインでロングエントリー。
その後、104円の高値を上抜ける展開となります。
チャート3
このチャートは、3種類の手法を取り入れています。ヘッドアンドショルダー・フェボナッチ・チャネルライン手法です。
フェボナッチは0.618でストップ、ヘッドアンドショルダーは、101.5円でストップ。この時点で、101.5円でショートエントリーが優勢。
決定的なのが、チャネルラインを下抜けた後の戻り売りですね。赤い丸の部分が戻り売りです。ここでもショートエントリーできますよね。
まとめ
エリオット波動2波からのエントリーは、3種類の手法を使おう。1つ目はフェボナッチで、N波動を意識しましょう。2つ目は、ヘッドアンドショルダーで、 前回の高値・安値より前の高値・安値にラインを引く事が重要。3つ目は、チャネルラインを引き、どちらに抜けるかです。 はじめの安値と高値に引くのを忘れずに!
では、ありがとうございました。
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