この記事では、エリオット波動4波の特徴について解説していきます。
エリオット波動3波のトレンドが終わり、次の波は、大変ややこしいエリオット波動4波の修正波になります。おそらく4波の修正波は、ここからトレンド転換するかも?、みたいな噂でエントリーするトレーダーが多いかな!っと思っています。だから、エリオット波動2波みたいな小さな修正波ではなく、大きな修正波になると個人的に思っています。事実、4波がなくなり、本当にトレンド転換する場合もあります。それ程、難しい波であると言う事を理解した上で解説していきます。
はじめに
トレードを始めて10年以上が経ったほび太は、ようやく自分のトレードスタイルを確立する事が出来ました。それが、初心者の頃に教わった押し目買い・戻り売りです。どんなインジケーターや複雑なテクニカル分析よりも、この押し目買い・戻り売り戦略を理解すれば誰でも勝てると断言します。その前に、レジサポを理解してから押し目買い・戻り売りをマスターしていきましょう。
エリオット波動4波とは
エリオット波動4波は、エリオット波動3波とは逆方向に進む修正波の事です。3波のトレンドを、全て帳消しにしてしまう程、大きな修正波となるので、3波で含み益を持っているトレーダーが、4波の修正波で一気に含み損になってしまう場合も少なくはないと思います。その為、一番気をつけなければならない波と言えるでしょう。
さぁ、この見出しでは、エリオット波動4波の特徴について、もう少し詳しく解説します。
エリオット波動4波の基本的な動き
まずは、エリオット波動4波の基本的な動きを、2つ紹介します。先程もお伝えしましたが、4波は、3波の逆方向に進む修正波であり、どこで修正波の4波の動きが止まるかを、今からお伝えしていきます。
まずは、教科書通りのエリオット波動4波の動きです。1波のレジスタンスラインでしっかり止められている事を確認してから4波と断定していきましょう。
次は、1波・2波の並行チャネルラインから、初動の動きとして、下落し始めた時の安値のサポートラインがレジスタンスラインに代わり、しっかり抵抗され下落しているパターンです。
3波の動きが分からないという方は、こちらの記事を読んでみて下さい。
上記のように、1波のレジスタンスラインに到達する前に下落する事もあるので気をつけて下さい。
大体、上記2パターンのレジスタンスラインで止められ下落する事が多いです。上昇の時も一緒です。
トレンド転換になりやすい4波に注意
エリオット波動1波から3波を形成後、エリオット波動4波だと思い、その後、予想していたレジサポラインで待っていたけど、レジサポラインを抜け、方向転換してしまった経験があると思います。
そんな時は、エリオット波動4波の修正波で、逆張りエントリーするのも良いでしょう。
4時間足のチャートで見たエリオット波動4波の内部は、1・2・3波の動きをした波となっています。これを、1時間足で見ていきましょう。
こんな感じで、1・2・3波になっているのがわかると思います。ABC波と表記していますが、時に、大きな3波になることもあります。
こんな感じで、赤い矢印のように上昇する可能性があるので注意です。こうなると、4波が否定され、トレンド転換する可能性が高くなってくるので、3波終了後は、上昇転換しても良いように、4波の修正波でロングエントリーするのも良いでしょう。
上記の画像も同じように、1時間足のチャートでエリオット波動4波の内部を見ると、ABC波になっているのが確認できます。これを、15分足のチャートで見ていきましょう。
こんな感じです。上記のチャートも同じく、ここから上昇する可能性があるので、注意する必要があります。
こんな感じで、赤い矢印のように上昇する可能性があるので注意です。
上記のチャートも同じように、赤い矢印のように進んで行けば、4波が否定されトレンド転換する可能性が高くなってきます。
以上の事から、エリオット波動4波の構成は、おそらく1・2・3波のみとなり、3波が大きいとエリオット波動4波が否定され、トレンド転換してしまう可能性が出てくるので、3波終了後、トレンド転換をフォローする為、4波の修正波でエントリーするのも良いでしょう。
エリオット波動4波の注意点
エリオット波動4波は、当たり前ですが、主に1波から5波のトレンドで4波が発動されますが、時々、ABC波から4波が発動される時があります。ABC波だから次はDEF波だろ!という考えはなくしましょう。必ず、レジサポラインを引っ張り見極めていって下さい。
では、1波から始まるトレンドになる相場を、前もって見極め方法あるか?についてですが、一番分かりやすいのがレンジ相場です。1時間足なら1週間から2週間ぐらいのレンジ相場が続いた後は、1波からのスタートとなるので、エリオット波動をカウントする場合は、スタート前がレンジ相場になっている事を確認してからカウントしていきましょう。
初心者トレーダーはもちろんですが、中級トレーダーは、ややこしいトレードをしていませんか?ほび太も、ややこしい手法を繰り返し後、この本を何度も見返して、基本となる押し目買い・戻り売りをマスターして利益を出しています。
基本の思考が利益を生むので、是非、基本に立ち返り、下記の本を読んでみて下さい。
エリオット波動4波のエントリーポイント
エリオット波動4波を見極める事で、エリオット波動5波のトレンドで利益を得られる可能性が高くなります。もちろん、上記でお伝えした通り、4波内部はABC波で構成されているので、そこをデイトレードで狙うのもありです。
では、早速解説していきます。
チャート1
綺麗なエリオット波動です。ポイントとしては、1波の高値がサポートラインになっているところでしょうか。エリオット波動4波で、しっかり抵抗され、その5波で上昇してますよね。教科書みたいなエリオット波動です。
チャート2
こちらのチャートは、2波の修正波が浅いですが、その他は、綺麗な波動となっています。
ポイントとしては、やはり1波の高値がサポートラインとなっているところでしょうか。こちらのチャートも同じように、エリオット波動4波でしっかり抵抗されて、その後、上昇しています。
チャート3
次は、下落時のエリオット波動です。こちらも1波の安値がレジスタンスラインとなり、エリオット波動4波の修正波でしっかり抵抗され、その後は再び下落しています。
チャート4
最後は、上記3つのチャートとは違うエリオット波動となります。1波の安値を抜けた安値、つまり、戻り売り狙いの上昇部分が、レジスタンスラインとなり、その後、エリオット波動4波で抵抗され再び下落しています。
まとめ
いかがでしょうか?少しは、エリオット波動4波の特徴が分かってきましたか?もう一度、簡単におさらいしときましょう。
エリオット波動4波は、1波の安値・高値のレジサポラインで抵抗され上昇するパターンと、1波のラインを抜けた高値・安値がレジサポラインとなりそのラインをポイントに5波に発展する2つのパターンがあります。そこを、しっかり見極める事が重要です。
エリオット波動4波でのエントリータイミングは、基本は、上記のレジサポラインに到達した時に、5波のトレンドをつかむ為にエントリーするのが基本となりますが、エリオット波動4波の構成は、ABC波で構成されている事が多いので、その波動を狙い、トレンド転換のフォローをするのも良いでしょう。
では、ありがとうございました。
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