この記事では、エリオット波動5波の特徴についてお届けしていきます。
エリオット波動5波は、エリオット波動3波の次に利益が狙いやすい波動ですが、波動のカウントを間違えて、利益を落としやすい場面でもあります。
では、早速エリオット波動5波の特徴・エントリータイミングについて解説していきます。
はじめに
トレードを始めて10年以上が経ったほび太は、ようやく自分のトレードスタイルを確立する事が出来ました。それが、初心者の頃に教わった押し目買い・戻り売りです。どんなインジケーターや複雑なテクニカル分析よりも、この押し目買い・戻り売り戦略を理解すれば誰でも勝てると断言します。その前に、レジサポを理解してから押し目買い・戻り売りをマスターしていきましょう。
エリオット波動5波の特徴
5波の解説の前に、改めて1〜4波までの動きを簡単にかいせつします。
そして、逃げ遅れた市場参加者が、少しでも多く利益を上げようと再びエントリーして波形を描こうとするエリオット波動5波。もしくは、追加の情報が流れて、再びエントリーし波形を描こうとするのがエリオット波動5波です。
さぁ、もう少し詳しく解説していきます。
緩やかなトレンドを描く5波
上記でもお伝えした通り、エリオット波動5波は、逃げ遅れた市場参加者が少しでも多くの利益を上げようと、追加でエントリーするのが特徴で、その波形は4波から不安定な動きとなっています。
時々、追加の情報が流れて再びエントリーする市場参加者もいるので、エリオット3波なみの波形を描く5波もありますが、チャートを見てもわかる通り、3波よりは緩やかであるのが分かりますね
5波はエリオット波動1波〜5波で構成
普段見ている時間足でカウントしたエリオット波動5波を、もっと短い時間足で見てみると、エリオット波動1波〜5波で構成されている事があります。
こんな感じです。
時々、3波までしか行かない時がありますが、その場合、チャート148円の高値に赤い○で囲っている戻り売りに失敗した場合、4波・5波が否定されるので、4時間足の5波のダウントレンドが終了となります。
こんな風に、押し目買い・戻り売りが発生しない場合は、5波終了の合図と思ってて下さい。
注意する事
エリオット波動4波でもお伝えしましたが、エリオット波動にはABC波という波があります。
少し例として解説します。
1波〜3波までカウントして、4波で調整の動きがありました。その後、5波があると判断しエントリーした所、自身が思い描いていた波動と全く違ったパターンになってしまった。
つまり、1波〜3波と思ってエントリーした波動は、実はABC波だったというパターンがあるという事です。
このような例は、しっかりカウントしても、良くあるパターンです。チャートは、エリオット波動の形だけを意識して動いているわけではないので当然ですが、要は、どんな場面でもイレギュラーな動きは起きるという事です。
損切りラインを必ず設けて相場に挑みましょう
初心者トレーダーはもちろんですが、中級トレーダーは、ややこしいトレードをしていませんか?ほび太も、ややこしい手法を繰り返し後、このFXザイシリーズを何度も見返して、基本となる押し目買い・戻り売りをマスターして利益を出しています。
基本の思考が利益を生むので、是非、基本に立ち返り、下記の本を読んでみて下さい。
エリオット波動5波 チャート分析
最後に、5波中心のチャート分析をして終わりたいと思います。
チャート1
1時間足の1波から5波の動きとなります。こちらのチャートは、4波の波が1波の高値にサポートされた綺麗な波動です。ただ、5波の波が短いですね。
それでは、もう少し短い足で5波を見てみましょう。
5波の構成はABC波でした。
赤い○の部分で押し目買いとなっていれば4波・5波が構成される可能性がありましたが、この波は、その後、サポートラインを下抜けてしまっているので、1時間足での5波は、大きく伸びる事なく、その後は下落しています。
チャート2

次のチャートも1波から5波のチャートになります。このチャートでは、4波の反発が1波の高値ではなく、最初の高値ラインでサポートされ、5波の上昇となっています。
4波のサポートは、1波の記事でも紹介した通り、1波だろ!っというラインで、必ずサポートされる事はありません。その付近の高値でサポートされる事があるので、見極めが難しい場面であるので注意して下さい。
さて、それでは、5波の構成を更に短い足で見ていきましょう。
5波の構成は、1波から5波でした。1波の高値を上抜け、3波が発動していますが、押し目買いになっているからこそ3波が大きく伸び、その後、4波もしっかり1波の高値でサポートされ、5波で大きく上昇しているのがわかると思います。
チャート3

最後のチャートも、1波から5波のチャートになります。こちらも同じように、4波のサポートが、1波よりも少し伸びた高値でサポートされ、その後は、5波で少し上昇しているのが分かります。
こちらも同じように、5波の構成を短い足で見ていきましょう。
5波の構成はABC波の上昇でした。
上記でもお伝えしましたが、5波は、逃げ遅れた市場参加者が少しでも多くの利益を上げようと、追加でエントリーするので、上記のチャートは、その傾向通り、乱れた相場になっています。
AB波までは、フェボナッチを引くと0.618で止まり、その後は上昇している綺麗なAB波ですが、C波は勢いが足らず、A波の高値ラインを微妙に上抜け、その後、下落しています。
まとめ
それでは、再度、簡単に解説して終わります。
5波は、逃げ遅れた市場参加者が、少しでも多く利益を上げようと再びエントリーして波形を描こうとするので、無理矢理感ある動きとなり、汚いチャートになるのが特徴です。
5波の構成は、1波から5波の波で構成される事が多いですが、ABC波で構成される事もあります。
ただ、5波を狙って利益を狙うトレーダーは、たくさんいるので注目が集まり、同時に利益を狙いやすい相場だと思うので、上記の注意点に気をつけトレードしてみて下さい。
それでは、ありがとうございました。
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