レジサポラインとトレンドラインは、テクニカル分析をする上で、欠かせないテクニカル手法です。結論から言うと、この2つの手法だけで、他の手法はいらないと言っても良いぐらい、重要な手法なので、しっかり身につけていきましょう。
それでは、ほび太がレジサポラインとトレンドラインの2つの手法を解説していきます。
もくじ
はじめに
ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析の両方を活かした分析で勝率を上げているほび太。スイングトレードを中心にお伝えしていくほび太のトレードスタイルが参考になったら、是非読者ボタンにタップしてくださいね!
レジサポライン
レジサポラインとは、一つの水平ラインに対して、2つの役割を持っているラインの事。
序盤は、108円の水平ラインが、サポートライン(青い矢印)となり、108円を割れない展開が続いていましたが、108円を下回った後、今度は108円の水平ラインがレジスタンスライン(赤の矢印)となり、108円を上回らない展開となっている画像となっています。つまり、サポートとレジスタンスの2つの役割を持った水平ラインをレジサポラインと呼びます。
では、もう少し詳しく解説します。
サポートライン
サポートライン (下値支持線)とは、相場が落下している時に、過去のチャートから支えられている水平ラインを使い、ここで一旦支えるであろう場所を、ある程度予想して水平ラインを引く線の事です。
例えば上記の画像ですが、84.5円で水平線を引きました。
1・2回ほどサポートラインにタッチした後に、その後、上昇し始めました。では、何故84.5円にラインを引いたと思いますか?
答えは、直近の過去チャートを見て引いただけです。もちろん、予想でしかない為、確実ではないですが、直近の過去チャートで支持されている場所を参考にひいた結果、上昇していますよね。
つまり、サポートラインは、ここで止まるかもよ?っというヒントを過去のチャートから見つけてきた水平線です。だから、到達したからと言って、即エントリーをするのではなく、あくまでも予想なので、1・2回ほど様子を見て、支えられているな!っと判断してからエントリーする事を徹底して下さい。
ここがポイント
- 上昇している時に使う水平ライン
- 過去のチャートを参考に。ただし、直近の過去チャートである事。
- 予想して引く。必ず止まるとは限らない為、ラインに到達したら、即エントリーするのはNG。確実に止まるか、一旦、様子見しよう。
レジスタンスライン
レジスタンスライン(上値抵抗線)とは、 相場が上昇している時に、過去のチャートから、ストップしている水平ラインを使い、ここで一旦ストップするであろう場所を、ある程度予想して水平ラインを引く線の事です。サポートラインの逆と考えてくれればOK
例えば、下記の画像を見ると、0.78より少し上に水平線を引いています。
その後、相場は先程の水平線に抵抗され、結果、落下しています。では、何故、0.78より少し上に引いたと思いますか?
理由は、サポートライン同様、過去のチャートを参考に引いただけです。
このように、サポートラインとレジスタンスラインを引く時は、あくまで直近のラインを参考に引いていきます。
ここがポイント
- 落下している時に使う水平ライン
- 過去のチャートを参考に。ただし、直近の過去チャートである事。
- 予想して引く。必ず止まるとは限らない為、ラインに到達したら、即エントリーするのはNG。確実に止まるか、一旦、様子見しよう。
レジサポラインを使ったトレード
では、実際にレジサポラインを使って、ほび太のテクニカル手法を紹介していきます。まずは、 レジサポラインを、より見やすくする為には、長方形の枠でローソク足を囲ってやると分かりやすいです。
画像がゴチャゴチャしていますが、上昇を想定してロングエントリー狙いをした時のレジサポラインのみの手法となります。順を追って説明します。
- 直近の過去相場が、0.598のラインで抵抗されているので、ここがレジスタンスラインとなります。その後は、レジスタンスラインを上抜いているので、上抜いた時点でロングエントリー。当然、戻ってきた場合は、直ぐに損切りです。
- 50pips程、利益がでたら利確。その後は、0.598のレジスタンスラインがサポートラインに変わるのを確認していきます。因みに、高値更新をした0.605が次のレジスタンスラインとなる為、利確せずに0.605のレジスタンスライン目標に、エントリーを継続するのも良いでしょう。その場合、0.598のサポートラインに支えられない可能性がある為、注意して下さい。(あなたが一回のトレードで、必要とする最低限の利益は何pipsですか?自分ルールを作り徹底しましょう。)
- 支えられている事が分かれば、追加のロン グエントリーをしていきましょう。
- 0.605を上抜けば、このような状態になる事を確認した上、追加のロングエント リーをしていきましょう。
- 直近の過去チャートを見ると、0.608のラインで抵抗されているので、ここをレジスタンスラインとして見ていき、上回れば、0.608のラインで支えられている事を確認した上、追加のロングエントリーをしていきましょう。もちろん、0.6080のラインを上回り、50pips以上とれた時点で、利確するのも正解だと思います。
以上が、ほび太が実施しているテクニカル手法です。
ここがポイント
- 一つの枠として考え、その枠から出たら相場が動く。
- 枠からでたら、その枠が土台となり、新たな枠を作り、その枠も土台となる。(プラット式として考える。)
- 枠から出た時は、高い頻度で、小さな反発ローソク足が出る。
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トレンドライン
トレンドラインとは、相場の方向と相場の勢いを表すラインの事です。トレンドラインを取り入れる事で、相場の強弱とエントリータイミングを測れる事ができます。
では、どんな感じでトレンドラインを引けば良いか?を解説していきます。
押し目買い・戻り売り
トレンドラインを引く時は、押し目買いであろう反発した部分にラインを引いていきましょう。
トレンドラインは、相場が動いた場所をスタートとし、最低、一回の押し目買いのローソク足にラインを引いていきます。
2回目の押し目買いは、トレンドラインにタッチしたらエントリーする!っみたいな感じで、トレンドラインでエントリータイミングを測っていきます。
トレンドラインが長ければ長いほど強い相場であり、角度があるほど強い相場です。逆は、弱いトレンドなります。
戻り売りの場合も一緒です。青矢印で示している通り、反発している戻り売りのローソク足がありますよね。そこを焦点に、トレンドラインを引いていきましょう。
でも、上記の画像では2つのトレンドラインが引かれてますよね。
相場は3段階のトレンドで構成
トレンドラインの基本はダウ理論です。ダウ理論とは、簡単に言うと、相場は、3段階のトレンドから成り立っているよ!って事です。なので、トレンドラインを引く時は、3つトレンドラインを引く事を意識していきましょう。
また、3段階のトレンドが発生した場合、その時期の強いテーマによって動きます。テーマとは、2023年で言えば日米金利差からの米ドル買い/円売り!ですね。相場には、必ずメインテーマがある上で動いているので、必ず情報収集を行ってください。
ただ、あまり強くない相場だと、3段階のトレンドに発展しにくく、もしかしたら、2段階のトレンドで終わってしまったり、最悪、1段階のトレンドで終わってしまう可能性があります。そのような時は、この弱い相場は、どんなテーマで動いたのか?今の相場は、どんなテーマで動いているのか?こちらも、経済情報などで確認していくと良いでしょう。
ここがポイント
- テーマがある相場は、強いトレンドとなり、必ず3段階もしくは、3段階以上のトレンドが現れます。
- トレンドラインの基本はダウ理論
- トレンドラインは、相場のテーマが重要です。
押し目買い・戻り売りはレジサポで判断
実際の所、小さな反発もあるので、どれが押し目買いなのか、戻り売りなのか分からないという疑問が多いかと思います。
押し目買い・戻り売りの判断は、レジサポラインで見極めていきましょう。
さて、レジサポで反発している青い枠の部分が、押し目買い・戻り売りとなり、相場が動き出したローソク足にトレンドラインを合わせていきます。このトレンドラインが、次の押し目買い・戻り売りのエントリータイミングとなります。
また、上記のように、戻り売り部分でトレンドラインを引いてみたけど、赤い円の部分の戻り売りがトレンドラインからはみ出てます。
そういった場合は、落下が終了したか、もしくは、ダウ理論で考え、2段階目の落下に突入すると言った予想が立てられます。この場合は落下でしたね。
ここがポイント
- レジサポラインがあってこそのトレンドライン。
- レジサボラインを重視して、トレンドラインは環境認識として使いましょう。
レジサボとトレンドライン
最後となりますが、レジサポラインとトレンドラインの組み合わせを紹介していきます。ただ、先ほどのお伝えしたように、基本はレジサポラインを重視して下さい。トレンドラインはサポート役です。
レジサポラインとトレンドライン①
上記の画像は、3段階のレジサポラインより構成された落下トレンドです。
レジサポラインは、常に直近の過去チャートより判断してください。過去チャートがなければ、落下がストップした場所と、反発して上昇した部分がレジサポラインとなります。
トレンドラインについては、上記で紹介した通り、戻り売りが発生している部分に引いていきましょう。その後、トレンドラインからでてしまった場合は、落下終了、もしくは次の落下トレンド形成の準備と考えていきましょう。(ダウ理論)
レジサポラインとトレンドライン②
次は、上昇トレンドの場合のレジサポとトレンドラインの組み合わせです。
レジサポラインについては、落下トレンドと殆ど変わりません。レジサポラインは色付きの枠で囲ってあるので分かりやすいと思いますが、その枠に入らないように、しっかり反発して上昇してますよね!
トレンドラインも同様に、押し目買いになっている部分にラインを引いていきますが、やはり、トレンドラインから外れてしまう押し目買いがあるので、ダウ理論の考えでトレンドラインを引っ張っていきましょう。この画像では、2段階までの上昇トレンドラインを引いていますが、最終的には3段階のトレンドラインを引いています。
まとめ
テクニカル分析の基本はレジサポラインであり、最高のテクニカル分析と言えます。また、相場の方向性が分かりやすいのもレジサポラインの特徴です。
対してトレンドラインは、必ずレジサポラインを使用した上、引いていきましょう。
では、ありがとうございました。
ここまでのご視聴ありがとうございました。 よろしければ、読者ボタンも押してくれると嬉しいです。