今回は、為替レートについて説明していきます。為替レートは何故変動するのか?ここに着目して解説していきます。ここを理解出来れば、相場を読み取りやすくなるので、是非参考にしてみて下さい。
はじめに
9年目を迎えるFXトレーダーほび太が、難しい単語を使わず、分かりやすくFXの知識をアウトプットしていく学習ブログ。FXに必要な知識だけを伝えるので、是非、今後のFXで活かして欲しいと思います。
何故動く?為替レート
為替レートの価格が変動する理由は、国の景気の良し悪しで、その国の通貨を売買した結果が、為替レートに反映されているからです。
景気が悪ければ、その国の通貨を売られ、景気が良ければ、その国の通貨を買われます。その結果が、為替レートに反映されます。また、景気は、1か国の景気の評価ではなく、通貨ペアの国同士の景気を比較して、通貨の売買が行われます。為替レートは、いわばその国の景気状況を数字で表したツールなのです。
分かりづらいですよね!では、更に詳しく、順を追って解説していきます。
為替レート
為替レートとは、外国間の通貨の価格を表したもの。早速ドル/円で見ていきましょう。
通貨ペア右側に表示されている数値が為替レートです。見方は、米通貨1ドルは、日本通貨110円に相当しますよって事です。アメリカと取り引きを行う場合は、為替レートをベースに取り引きが行われます。
では、この為替レートは、どのような理由で変動していくのでしょうか?
通貨は、通貨を売買できる
変動理由を理解する上で、通貨の特徴を知る必要があります。早速、特徴をご紹介します。
自身が持っているお金(通貨)、実は商品と同じように通貨も買えます。
この国の貨幣が欲しいからと言って、銀行で交換!っていう人がいますが、これ!実は交換ではなく通貨を通貨で買っているのです。
110円を払って、1ドルを買う。
という事は、当然その通貨を売る事も可能。
1ドルを売って、日本円に戻す。
さて、実際、通貨が売買される理由は、ただその通貨が欲しい!っとかではなく、ちゃんとした理由があります。
通貨には価値がある
通貨が売買される理由は、通貨には価値が存在するからです。商品と同じように、国内のお金の量が減ってくれば、レア物みたいに通貨の価値は上がっていきます。買い手は、価値があると予想した通貨を買っていき、価値がなくなった通貨は売られていきます。
でも、価値が上がったのか下がったのかなんて、分からないよぉ〜って思う方もいると思うので、問題を出すので、そこで理解してください。
(問題)
①1ドル=90円
②1ドル=110円
どちらが、日本円の価値が上がったと言えるでしょうか?
正解は1ドル=90円の時です。
②の1ドル=110円の場合、110円を払わないと1ドルが手に入らないのに対し、①の1ドル=90円の場合は、90円払えば1ドルが手に入ります。見方によっては、ドルが安くなったという感覚もありますが、実際は、円の価値が上がったので、1ドルを90円で買えた事になります。
以上のように、国内のお金の量が減れば、その国の通貨の価値が上がり、為替レートの価格は下がっていきます。逆に、国内のお金が増えれば、通貨価値が下がり、為替レートの価格が上がっていきます。
では、通貨の価値を決める要因は、一体なんでしょうか?
景気によって通貨の売買が行われる
通貨の価値を決める要因は、その国に景気により通貨の売買が決まります。
景気が良い国、あるいは、これから景気が良くなる国に対しは、その国の通貨が買われやすくなります。複数の買い手が、今後景気が良くなると予想し、通貨を買いまくると、国内のお金の量が減っていき、お金の価値が高くなっていきます。そうなると、為替レートの価格は下がっていきます。
逆に、景気が悪い国、あるいは、これから景気が悪くなっていく国は、その国の通貨は売られやすくなります。今後、景気が悪くなると予想した複数の買い手が、今まで買っていた通貨を売ってしまうと、国内にお金が溢れて、通貨の価値が下がっていきます。そうなると、為替レートの価格は上がっていきます。
景気は、2カ国間での景気状況で比較
さて、冒頭でもお伝えしましたが、通貨の売買は、1カ国だけの景気状況判断ではなく、通貨ペアの国同士の景気状況を比較して通貨の売買が行われます。
まとめ
いかがでしたか?少しは分かってくれたでしょいか?正直、何故為替レートに反映されるのか?とか見たいな細かな部分までは分かりませんが、景気状況から通貨の売買が行われ、それが為替レートに反映されているという仕組みになっています。
さて!最後に、ここまでの解説は、すべてFXのトレードそのものです。是非参考にしてみて下さい。
では、ありがとうございました。